昭和偉人伝

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江利チエミ

未だ語り継がれる伝説の歌姫、江利チエミ。
12歳にして進駐軍のキャンプでステージに立ち、その歌声はアメリカ人から喝采を浴びました。15歳で発表したデビュー曲「テネシー・ワルツ」も大ヒット。戦争の傷がまだ癒えていない
日本人の心をつかみ、"天才少女"の名をほしいままにします。
美空ひばり、雪村いづみとの三人娘。実写版サザエさん。日本初のブロードフェイミュージカル「マイ・フェア・レディ」。そして俳優・高倉健との結婚。 そんな成功と幸せの頂点を極めたチエミの人生に突如不幸が襲いかかります。 自宅の火事、家族の死、身内の裏切りで背負わされた多額の借金。
さらに最愛の夫・高倉健との離婚。当時チエミは離婚の真相を世間には語りませんでした。
チエミが人生に幕と閉じて今年で33年。仏壇のある久保家には毎年欠かさず、 ある人物から線香が届きます。その人物とは元夫・高倉健。
チエミとは今でも深い絆で結ばれているのです。

番組では、進駐軍時代からチエミを知るペギー葉山、弟の久保益己さんなど 多くの近しき関係者から証言を集め、遺族が保管する秘蔵映像とともに チエミの素顔と離婚の真相に迫ります。
離婚後、自力で多額の借金を返済、そして、これからという時に突然この世を去った 江利チエミ。彼女が最後に見た夢とは何だったのか?
天才少女"がいかにして"伝説の歌姫"となったのか?
未だ色あせることのない江利チエミの魅力をたっぷりとお伝えします。