昭和偉人伝

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司馬遼太郎

稀代の作家、司馬遼太郎。
小説、エッセイ、紀行文など、ジャンルを問わず変幻自在に作品を発表し続けました。
その中でも司馬の真骨頂と言われるのが歴史小説です。
代表作『竜馬がゆく』『坂の上の雲』は今も愛読され続けています。
不朽の名作を数多く生み出した司馬遼太郎ですが、実は最初から作家だったわけではありません。
元々は新聞記者でした。「大阪一の記者になりたい」というのが口癖で、 1950年に金閣寺が全焼した事件では、独自取材で犯人の動機をいち早くスクープ。
取材力は抜群だったと言われています。
そんな彼が、なぜ作家となり、歴史小説を書いたのか。
司馬は、文化功労賞の授賞会見で、こう語っています。
「私の作品というのは22歳の自分へ書いてる手紙でした」

番組では、司馬遼太郎の義理の弟であり、大阪にある司馬遼太郎記念館の館長を務める上村洋行さんや『竜馬がゆく』の担当記者で元産経新聞社・窪内隆起さん、週刊朝日で連載された『街道をゆく』の最後の担当者・村井重俊さん、太宰治の娘・太田治子さんなど、司馬遼太郎を取り巻く多くの人にインタビューを行いました。
数多くの証言と秘蔵映像から、国民作家と呼ばれた司馬遼太郎の魅力、そして原点に迫ります。
(※司馬遼太郎の「遼」のしんにょうは、正しくは点が2つです。)