昭和偉人伝

『オバケのＱ太郎』、『パーマン』、『エスパー魔美』、『キテレツ大百科』、そして……『ドラえもん』。日本のみならず、いまや世界中で愛されているキャラクターを生み出した国民的漫画家、藤子・Ｆ・不二雄こと藤本弘。彼の功績を讃え、その思いを未来へ伝えるために建てられた『川崎市 藤子・Ｆ・不二雄ミュージアム』は開館から2年以上経った今でも長い行列が絶えません。また、男女を問わず子供からお年寄りまで、世界中から多くの人たちが訪れます。
そんな誰からも愛されるマンガはどのようにして生まれたのか？そして彼がマンガを通して伝えたかったものとは何だったのか？当時、藤本と深く関わった人たちのインタビューをふんだんにまじえ明らかにしていきます。

アニメーションの制作現場、出版社などを訪ね当時を知る人たちの貴重なお話から、藤子・Ｆ・不二雄がマンガ、アニメに託した熱き思いを浮き彫りにします。
好奇心に溢れ、常に知識を蓄え漫画のこやしにした藤子・Ｆ・不二雄。彼を知る事で、昭和に子供時代を過ごした私達が童心に帰り、知的好奇心が大いに刺激される事でしょう。