にほん風景物語
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戦国最後の英雄 伊達政宗が愛した仙台・松島・石巻~
「入りそめて国ゆたかなるみぎりとや 千代とかぎらじ せんだいのまつ」と詠い、 「伊達者」の語源となったともいわれる伊達政宗。 作家・山岡宗八が描いたこの戦国最後の英雄の姿は、今も東北の人々に多くの 影響を与えている。
正宗が築いた町割が、いまも残される仙台は"杜の都"と呼ばれ、 瑞巌寺など心血を注いだ神社仏閣が残される松島は"日本三景"のひとつとされ、 秋には美しい紅葉が広がる。 また未来を見据えた場所、石巻の海は"世界三大漁場"のひとつである三陸沖。 なぜ、正宗はここから世界を目指したのか?
そして豊かな風景が残る台地を襲った、2011年3月11日の震災。 正宗の時代から残される小さな神社が、壊滅的な被害から多くの市民を守った 奇跡の物語とは?
織田信長、豊臣秀吉、徳川家康、3人の武将に遅れて誕生した伊達政宗が愛した 宮城の風景を、作家・山本一力が旅します。