にほん風景遺産

津軽の小京都・黒石～こみせ通りの人々～

西に岩木山、東に八甲田山。青森県のほぼ中央に位置する黒石市は、古くは城下町として栄え、津軽の小京都とも呼ばれています。
その街中にあるのが「こみせ通り」。通りには昔ながらの造り酒屋や蔵などの建物が立ち並んでいます。
番組の案内人・加藤千洋さんが最初にこの町を訪れたのは２月。毎年恒例の雪祭りのシーズンです。「こみせ通り」にある重要文化財、「高橋家住宅」に暮らす第１４代当主の高橋さんを訪ねます。そして「こみせ」での生活や、伝統の街並みを守るための活動について話を伺います。
加藤さんは５月に再び黒石市を訪れます。高橋さんと再会し、以前「こみせ通り」が消滅の危機にあったことを知り、通りを守るために奮起した1806年創業「鳴海醸造店」の６代目当主、鳴海さんに出会います。そしてどのように守ったか、鳴海さんに当時の話を伺います。
他にも古きよきものを守りつつ、「伝統」を活かした新しい街づくりに力を入れる黒石市民や、黒石のリンゴを広く世に広めるべく活動をしている「リンゴの会」の中心メンバーと触れ合います。
豊かな自然と歴史が作り出した人情の風景を歩き、今と昔を感じる旅を紹介します。

	国指定重要文化財　高橋家 黒石市中町38 TEL：0172-52-5374
	津軽伝承工芸館 黒石市大字袋富山65-1 TEL：0172-59-5300
	菊乃井鳴海醸造店 黒石市中町1-1 TEL：0172-52-3321
	チャヤ農園 黒石市花巻字村下平60-1 TEL：080-5570-8504
	くろいしまちなか散策マップ 発行：くろいしまるごと博物館研究会 TEL：090-9036-9667（駒井昭雄）