中国神秘紀行

シーサンパンナ　野象が暮らす密林の謎　～雲南省～

今回は中国南部の雲南省、熱帯の楽園として知られる西双版納（シーサンパンナ）の旅、第２弾です。シーサンパンナは、雲南省の南西部に位置しミャンマー、ラオスから続く熱帯雨林のジャングルは国境を越えシーサンパンナに広がっています。２万種を越える植物が育つジャングルは、野生の魅力に溢れ観光客に人気があります。特に野生の象が暮らす「野象の谷」は人気スポットとなっています。シーサンパンナの熱帯ジャングルに生息する野生象の謎とジャングルと密接に関わる少数民族・タイ族の暮らしに迫ります。

まず訪れたのが「野象の谷」です。およそ３００頭の野生のアジア象が生息する渓谷です。しかし、野生象と出会うのは運しだい、そこで野生動物保護観察隊と共に野生象の姿を求めてジャングルの奥地に向かう事にしました。いつも移動しながらジャングルにいる象を探すため、糞や足跡などの痕跡をたより進みます。保護観察隊は象の生態の専門家です。彼らの話によれば、特に母子の象は子供を守るため人を襲う事もよくあるそうです。ジャングルに響き渡る象の咆哮と共に野生象に遭遇、無事、撮影に成功できるのでしょうか？

野生象の保護対策として行われる川辺の土掘り、一体なんのために土を掘り起こすのでしょうか？　シーサパンナの野生象は、保護対策が進み年々増加の傾向にあるといいます。しかし、その影には悲しい現実が、一体ジャングルで何が起こっているのでしょう？

ジャングルで出会ったのは、タイ族の村のお医者さん。薬草で病を直す秘伝の技に密着。伝統的に使われているジャングルの薬草は、日本のある製薬会社が注目するほど驚きの効能があるとのこと。一体、病を直すタイ族の名医とは、その様子をご紹介します。

またタイ族伝統の結婚式は、ジャングルの森と深い関わりを持っていました。華やかで美しい結婚の儀式も登場します。
謎に満ちた熱帯ジャングル・シーサンパンナの魅力が待っています。

初回放送：2009年12月17日