中国神秘紀行
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シーサンパンナ 楽園の民 タイ族 ~雲南省~
今回は中国南部の雲南省、熱帯の楽園として知られる西双版納(シーサンパンナ)を旅します。シーサンパンナは、雲南省の南西部に位置し、ミャンマー、ラオスと国境を接しています。中心都市の景洪(けいきょう)は、人口およそ44万、標高約500m、年間平均気温は21℃、最高気温は41℃にもなります。この地域に古くから暮らしているのがタイ族です。
タイ族と彼らが厚く信仰する仏教の世界を熱帯の楽園に求めて行きます。
タイ族の文化と熱帯のエキゾチックな雰囲気を堪能できると観光客に人気なのが「シーサンパンナ・タイ族園」です。約300羽の孔雀が
群れ飛ぶ華やかな孔雀園は、熱帯の楽園を感じさせます。タイ族の春の祭りとして行われるが「水掛け祭り」も体験できます。水を掛け合う事で邪気を払い身心を清めるのだそうです。タイ族の美人たちが登場、タイ族の仏教感を思わせる特別な行いがあるそうです。一体なんでしょうか?
シーサンパンナで古くから行われてきた産業のひとつが「ゴムの木」の栽培です。ゴムの木で生計を立てているある村を訪ねました。最近では自動車などの普及でゴムの価格が急騰しているそうです。
仏教を信仰するタイ族の間では、男子が生まれると子供の時から出家し僧侶となる人が多くいます。シーサンパンナでは、少年僧侶を育てる大規模な学校があります。12歳で親元を離れ修行に励む少年の様子をご紹介します。
ホームシックを乗り越え、人々の仏への厚い思いを受けて少年僧侶はどのような暮らしをしているのでしょうか? 日本のカメラが始めて僧侶育成の寺院の様子をとらえました。
タイ族の村では、年に一度の仏に感謝する祭りが行われます。村では、伝統のバーベキューが振る舞われ華やかな時を迎えるのです。
タイ族の素朴でおだやかな暮らし、仏教の影響を強く受けた日本人にも通じる心の暖かさがシーサンパンナには流れているのです。
初回放送:2009年12月10日