中国神秘紀行

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作品内容

黄龍 天国の泉 誕生の秘密 ~四川省~

今回は中国西部の四川省北西部の「黄龍(こうりゅう/ファンロン)」を目指します。黄龍は中国ではファンロンと呼ばれ中国有数のカルスト地形による絶景の地として知られています。1992年には世界自然遺産にも登録され、今や日本を始め世界中から数多くの観光客が訪れています。しかし、四川省北西部は2008年の四川大地震の震源地。一体、今どのようになっているのか?人々を惹き付ける黄龍の美しさはなぜ誕生したのか?その秘密に迫ります。
旅の始めは、黄龍ツアーの起点となる町「松藩(しょうはん/ソンパン)」です。町は明の時代に造営された城壁や城門が残され、四川省北西部の交易中継都市として発展してきました。ここには、漢族をはじめ回族、羌族(チャンぞく)チベット族などの少数民族が古くから暮らしています。
美しい山々と高原が広がるこの松藩で人気のツアーは馬に乗って3日から1週間かけて黄龍などを巡る旅です。まずは、馬のツアー客と共にチベット族が暮らす地域へと向かいます。チベット族の村で出会った女性は、旅館を経営。
宿泊客には特別な計らいがあるのだとか。それは、神の泉と呼ばれる黄龍の水を使ったもの。一体、なんでしょうか?
黄龍は、標高およそ3100mから3600mに広がる斜面に美しい泉が点在するカルスト地形です。ライステラス状に並ぶ池の数はおよそ3400もあると言われています。黄龍を称して「天国のような絶景」と呼ばれるほど人々を惹き付ける輝き永遠の美しさを誇るようです。それぞれの池に特徴があり流れ出す水の透き通り宝石のようです。
太陽に光りよって色合いが変化し風によるさざ波で美しさはよりいっそうきわだつのです。黄龍は一体どのようにして誕生したのでしょうか?
しかし、美しい黄龍もやがて消え行く運命にあるといいます。
一体、黄龍が消えて行くとはどういったことなのでしょう。
そこには、大地の運命とも言える未来が待っているのでした。
夏、観光シーズンを迎えた黄龍、その美しさと誕生の秘密、そして人々に深く愛される泉の美しさをご堪能下さい。

初回放送:2009年10月22日