中国神秘紀行
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孤高の大凉山 成昆鉄道の旅 ~四川省~
今回は、中国西部を南北に走る成昆鉄道と途中下車の旅、後編です。成昆鉄道は、四川省の成都から雲南省の昆明まで全長およそ1100キロを走る鉄道。旅の始まりは、四川省の中央部に位置する大凉山のまち西昌。
ここは、少数民族イ族が暮らす地域。夏に盛大に行われるのが、「火祭り」です。街中で松明をたき、歌や踊りで街中が賑わいます。
また、昼間は競馬や美人コンテストも行われイ族の人々だけでなく中国各地から人々が訪れます。イ族は、中国でも有数の少数民族で、その歴史は3千年とも4千年とも言われています。イ族の暮らしを訪ねてみることにしました。
ビモと呼ばれる民族の象徴とも言えるシャーマンが、彼らにとって欠かせない存在です。先祖伝来のビモの習わしが記された経文を学び、厄払い、結婚式、葬式、占いごとと様々な儀式に登場します。政治家であり宗教家であり医師でもあるのです。普段、めったに紹介することのできないビモの儀式の撮影に成功しました。
伝統的な儀式は大変貴重な映像です。
成昆鉄道の旅、次に目指したのが徳昌の町。ここは、日本人も大好きなマツタケの一大集散地。町の市場には、山ほどのマツタケが並びます。もちろん地元のマツタケグルメも紹介します。マツタケが、食べきれないくらい出てきます。
そして、さらに南下、四川省から雲南省にはいります。たどり着いた町は、禄豊。
ここは、恐竜の町として知られています。町の郊外に一歩でれば、そこらじゅうから恐竜の化石が発掘できます。
この度、リフレッシュした恐竜博物館を紹介します。
終着駅、昆明では、少数民族の村を訪ねます。ここは20を越える少数民族の文化やグルメが一同に楽しめるところ。
成昆鉄道の旅の魅力は、ダイナミックな大地とそこに生きてゆく人々の暮らしが、実にエキゾチックで楽しさにあふれているのです。
初回放送:2008年9月12日