カーグラフィックTV

ストーリー

4/23（金）の放送
＃1221 「ハイブリッドスポーツ誕生」

CR-Z

やはり、CR-Zのその姿はどう見てもスポーツカーの雰囲気である。インサイトのホイールベースを切りつめ、トレッドを拡大したシャシーに載るボディは、なんと全長が30cmも短くなっているのだ。もちろん幅はいくぶんか広く、そして背は低くなっているが、その数値よりもずっと大きく違って見える。室内の違いはさらに劇的で、まさにスポーツカーの雰囲気なのだ。オートマ全盛の時代なのに、パドル付きCVTの他に６段マニュアルも用意され、サスペンションもかなり煮詰められているようなのだ。

インサイト

こちらは、今ではレアもの初代インサイト。プリウスのあとに登場したホンダ初のユニークなハイブリッドである。これは番組スタッフのひとりが、いまも実用に使い続けている１台である。３気筒の小さなエンジンに、これまた小さなモーターを組み合わせ、ボディはアルミとプラスチックの超軽量仕立て。かつてのCR-X同様、このクルマもまたCR-Zのルーツであるに違いないのである。

プリウス／インサイト

さて、最後にはどうしても現行のインサイトとプリウスにも乗ってみたくなった。CR-Zはあれほど気持ちよく走るクルマだが、そのベースであるインサイトはどれほど違うのか。そして、インサイトを圧倒する人気のプリウスは、いま乗り比べるとどういう印象になるのか。わかりきったことのようでいて、案外、予想とは違う結果になる可能性も残されているのだ。