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ストーリー

11/13(金)の放送
電気パワーが目白押し

Mercedes-Benz BlueZERO E-CELL PLUS HYBRID

今年のフランクフルトショーはまさにクルマの新時代を予感させるものだった。それはひとことで言えば電気パワーのオンパレード。ハイブリッドから純粋なEVまで、まさかと思うようなものが目白押しだったのだ。こちらのイー・セルはアメリカショーで登場した3兄弟の1台で現実味を帯びたプラグイン・ハイブリッドだ。充電もできて、いわゆるシリーズ方式というエンジンは発電だけ。1リットルの直立3気筒と小さいが、EVだけで100キロ走る。

BMW Vision Efficient Dynamics

こちらはショーカーではあるが、効率を追求した理想形。3気筒のターボディーゼルにモーターを積み合わせたプラグイン・ハイブリッド。デザインはF1を目指しているイメージで、といってもフェラーリ的なものではなくもっと奥が深い。次のBMWのデザインを示していて、美しさだけでなく本物のデザイン、そしてカタチで機能を表現している。とても軽い車重が連想できるものという。空力をCx=0.22と素晴らしい数値。この点もカタチで表現できたという。

Audi e-tron

こちらはアウディの電気自動車。R-8に近く、電気的な価値が非常になじむデザインだ。「さすがアウディ」と思わせる4つのモーターで走る"クワトロ"で、総出力が313馬力、航続距離が、いちお、248キロといわれている。「そんなにリチウム電池がついているのか」と思わせる。0-100キロの加速は4秒ととても速い。また、今回のフランクフルトは、地元のドイツ勢だけでなく、フランスやその他の国からも驚くようなものが多数出現。クルマはすでに電気の時代になったのかと、思わず錯覚してしまうほどだった。