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ストーリー

10/30(金)の放送
25周年企画(5) 人とクルマ

MAZDA 787Bに乗るポール・フレール氏

さて今回は、番組25周年記念のしめくくり、これまでに出会ったかけがえのない人々とクルマたちの特集である。ジャン・アレジ、ミカ・ハキネンといったレーサー、開発テストドライバー、加藤博義、フェラーリ288GTOの開発者、ニコラ・マテラッツィ、ホンダの本田宗一郎、我らが師と仰ぐ、ポール・フレール先生。当初からご覧になってこられた方々はもちろんのこと、この番組より若い世代の方にもなつかしさを感じていただきたい。

マクラーレン・ホンダMP4/4 鈴鹿

この番組はもともと自動車専門誌CGことカーグラフィックの分身として生まれたものだから、CGがやることは何でもやってきた。クルマの絶対的な動力性能を計測するという地味な作業ではあるが、クルマの性能が高くなると興奮するものだった。この番組を語る上で、谷田部での光学式速度計コレビットは革命的な計測を実現させた。世界広しといえども、かつて無敵を誇ったF1=マクラーレン・ホンダの性能計測を実現したのはわれわれだけなのである。

マッパドーロ ドレドロミティ

イタリアの雑誌編集者の紹介で、スタンゲリーネを取材することになった。しかもミュージアムのクルマに乗ってレースにエントリーしてあるというのだ。チーフメカニックとクルマに乗って街に出たら、それは田辺さんの運転テクニックをテストするものだった。そして、本番。古いクルマで標高2000mを走るのだから遠慮していたら、「8000回転までまわしていいよ」といわれ、フェラーリを抜くシーンまであった。そして別れの際、田辺さんに手渡されたものとは―。