カーグラフィックTV

  • トップページ
  • バックナンバー

ストーリー

10/23(金)の放送
25周年企画(4) フェラーリ特集

FERRARI 288GTO

この25年間にフェラーリは変わった。 いや、変わったのは世の中、つまり我々の方だけでフェラーリという特別なクルマの在り方そのものは実は少しも変っていないのかも知れない。そんなフェラーリをこの番組では最初から追い続けてきた。われわれの日常には縁のないものと知りつつもそうせずにはいられなかったからだ。番組で最初にとりあげたのは288GTだった。380GTBをベースにエンジンを2855ccにさげた。

FERRARI F-40

いまにして思うとFフォーティーという特別なクルマが登場したころが、フェラーリにとってひとつのクライマックスであり、少なくとも大いなる天機でもあったような気がする。それはまさにゴッドファーザーたるエンツォ・フェラーリ最期の瞬間であったわけだが、あのFフォーティーの誕生と思いもよらぬ成功こそが、のちのフェラーリの生き方を決定づけたのだ。この番組がスタートして5年目、今から21年前のことである。

FERRARI California

21世紀の今復活したカリフォルニアはノスタルジーの中にも最新の技術を散りばめた意欲作のようだ。初のリトラクタブルトップに初の直噴エンジンプラスツインクラッチ式ミッション。そしてフェラーリ初のマルチリンク式リアサスペンション。これは今日もっとも親しみやすいフェラーリなのだ。2ドアカブリオレでコンパーチブルになっている。デザインはピニンファリーナが担当。