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ストーリー

10/9(金)の放送
ポルシェ1984ー2009

Porsche 959(1989)

1984年秋から今日までの25年間はポルシェの激動の時代であった。今でこそリアエンジンの911は生誕45周年を迎えて不動の存在のように見えるが、実際には何度も存続の危機に立たされてきた。そのたびごとにポルシェは持てる英知を振り絞り、また次なる高みに登りつめてきたのである。外観は911と似ているが素材は部位ごとに違う959も気になる存在。レースでの活躍と当時の最先端の技術が盛り込まれた。

Porsche carrera GT(2006)

2000年秋、世界中のジャーナリストの度肝を抜いたカレラGTはポルシェの先進性を世に問うものだった。コンセプトそのものは959とは全く異なるが、未来的な新技術を駆使してスポーツカーの究極を目指すことではポルシェの哲学にいささかの迷いも見せなかった。元はルマン用に開発されたV10エンジンは限界的に低くマウントされ、それを実現するために驚くほど小さなカーボンセラミックのクラッチが採用された。

Porsche Panamera(2009)

ポルシェと言えばリアエンジンかミドエンジンのイメージだが、新世代のミドエンジン・ポルシェが誕生し、911もついに水冷になり、また4WDの重要性も大いに高まった。一時は途絶えていたフロントエンジンのポルシェが、SUVのカイエンとは別に今度はサルーンとして復活する運びとなった。そして、ポルシェ初のフル4シーターセダンのパナメーラのデビュー。どう冷静に眺めてもポルシェはやはりおもしろいのである。