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ストーリー

8/7(金)の放送
半世紀前の超小型車たち

FULDAMOBIL S6(1955)

今回は驚くほど小さなクルマたちのお話。第2次大戦後の貧しかった時代、西ドイツを中心に大いに重宝がられた豆のようにかわいいクルマたち。こちらのフルダモビルは、アルミボディ。後ろのエンジンはメッサーシュミットと同じF&Sの200ccエンジン(197cc/9ps)で、軽快な音をたてて良く走る。後にライセンスが数カ国に売られてドイツ本国以外でも名前を変えたりしながらたくさん作られた名車。品格がある。

ROVIN D2(F)1948

シュテリーの一角、ボッケノンの村にあるクラインバーゲン博物館。小さなクルマをこよなく愛すコットクーネケシのプライベートコレクションからはじまった。博物館には地元ドイツの小さなクルマたちばかりではなく、フランス生まれのムシたちも住んでいる。こちらのロバンはシンプルで質素な経済性を追求した感じがする。このモデルはフラットツインの4ストローク水冷ノック420エンジン。見かけによらずスピードがでる。

MESSRESCHMITT200super

こちらのメッサーシュミットは、フリッツ・フェンドさんがこのオリジナルを作った。最初はエンジンがなく、足こぎだった。その次に38ccのエンジンをつけて小さいものを自分用につくり、だんだん大きなエンジンにしていった。100ccは市販もされていた。150、160台は作ったようだ。その後メッサーシュミットのビリーさんというエンジニアと知り合い本格的にメッサーシュミットを作ろうということになった。レコードブレーカーまである。