カーグラフィックTV

  • トップページ
  • バックナンバー

ストーリー

7/3(金)の放送
3代目プリウスの品定め

TOYOTA Prius

世界初のハイブリッドとしてもう12年。プリウスは、また大きな進歩をとげた。トヨタ独自のハイブリッドシステムが我々の予想を超えるレベルにまで進化したようなのだ。トヨタがここで下した決断は本質的に有利な燃費性能の向上そのものよりもむしろクルマ全体の質を高めることにあった。つまり、「ただのエコカーではなく」たとえばカローラからマークXへのごとくいわゆる車格をあげることにしたのだ。

HONDA Insight

3代目プリウス発売の機先を制して登場。トヨタ対ホンダの直接対決の例はこれまでにもいくつかあったが、これほどシビアな戦いはかつてなかった。新型インサイトは、ひとことで言うならプリウスとは似て非なるハイブリッドである。似ているのはフォルムだけで、低燃費を目指す考え方の基本そのものがかなり異なるのだ。強いて言えば、電気が主役のプリウスに対して、エンジン重視のインサイトということになる。

PRIUS YURASTYLE

レーシングカーデザイナーの由良さんも、プリウスのさらなる燃費向上に真剣そのもの。レースの世界でも燃費は速さそのものと変わらぬほど重要なファクターなのだが、プリウスの奥の深さに目覚めたようなのだ。今回、「エコチャレンジ」として、空気抵抗低減効果を上げるため3センチ車体を低くして、抵抗の少ないタイヤを履いての挑戦。東京から鹿児島、そして熊本空港までの無休油でみごと1,677kmを走破達成した。