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ストーリー

4/10(金)の放送
ロードスター誕生の記

MAZDA MX-5 EUNOS ROADSTER(1989)

ちょうど20年前、日本のマツダが生み出した小さなオープン2シーターは、この手のクルマの可能性を世に問うものだった。年々シビアになる安全性の見地から、もはやオープンカーの生き残る余地はないと世界中で思われていた頃のことだったのだ。その後の大成功はご存知のとおりだが、今回は初代ユーノスロードスター発売直前の89年夏にタイムスリップしてみることにした。

MAZDA MX-5 EUNOS ROADSTER(Top View)

マツダのライトウェイトスポーツカーであるこのクルマ。「現代の〈ロードスター〉は、60年代のものをコピーしたのではない」というが、このロードスターが誕生した歴史からみると、まさしく、日本から世界へ発信するクルマの最初がこの60年代の〈ロードスター〉ということになる。そして、現在もその遺伝子は受け継がれ「人馬一体」の言葉で、日本文化の真髄を籠めようとしている。

LUTUS ELAN SPRINT

現代のスプリントたる『ロータス・エキシージ・スプリント』のオリジナルがこのクルマである。当時の松任谷さんの言葉だと「マツダ『ロードスター』ともウリ二つ」というが非常に似ている。1971年から1973年に生産されたクルマで、128hpを発揮する1558ccのビックバルブエンジンに車重714kgから、0-60mphの加速が5.9秒と、現代においても通用するパフォーマンスを発揮したほどの驚きのクルマなのである。