カーグラフィックTV
ストーリー
12/5(金)の放送
イタリアの天才・スタンゲリーニ物語
MONOPOST 750 BIALBERO CORSA(1956)スタンゲリーニは第二次大戦後のイタリアに登場した小粒のレーシングカーの中で、まさに別格の存在であった。50年代後半、彼の名を一気に高めたマシーンがこれ。バルケッタ750がベース。フロントエンジン・フォーミュラ後期の典型的なスタイリングに750ccツインカム・エンジン搭載。プロペラシャフトを避け、コックピットは左側となった。 | |
MONOPOST 1100 FOMULA JUNIOR(1959)58年からイタリアでもはじまったFJシリーズにスタンゲリーニはいち早く参加を表明。早速作り上げたのがこのマシーン。当時のレギュレーションは量産車のエンジン、ギアボックス、サスペンションを使用、排気量は1100ccまで。そこでコルサのツインカムユニットの代わりにピアットのOHV1100ccユニットを75馬力まで高めて搭載した。 |
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COLIBRI 250 Record(1963)このマシーンはスタンゲリーニの名が与えられた最後のクルマ。250ccクラスの速度記録を達成するために作られたスタイリングはデルトーネのチーフデザイナー、フランコ・スカリオーネ。制作はカロテェリア・グランスポルトが担当した。ミドシップのパワーユニットはモトグッチー。これを29馬力までチューンし、チェーンで後輪を駆動させた。 |