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ストーリー

4/4(金)の放送
ショッキング・クラウン

TOYOTA CROWN 3.0 RoyalSaloon G

今度のクラウンには、注目しない訳にはいかないようである。ゼロクラウンのときのような見た目の変化とは違って、今度は走りの質そのものに焦点を当てた。クラウンというイメージから、主力はロイヤルサルーンの方になる。注目すべきはサスペンションの要であるダンパーの動きを鋭い反射神経で抑制してくれる新しいシステム。リラックスしてしなやかに必要なときだけ筋肉を引き締めて無駄な動きを許さないものらしい。

TOYOTA CROWN 3.5 ATHLETE"G Package"

ロイヤルサルーンは2.5と3ℓだが、アスリートは2.5と3.5のライナップであることは従来と同じ。今回選んだのはトップグレードの3.5。315馬力のパワーは優に欧州勢を凌ぐばかりか、スカイラインとZの3.5以上なのだから感心する。アスリートはクラウンを劇的に変えた例の電子制御ダンパーの設定も当然異なる。それがハンドリングと乗り心地の関係をどう仕上げているのかが最大の焦点ということになる。実に興味深い。

E320CDI avant garde & 530i & A6 3.2quattro

新型クラウンの劇的な変わりようをより明らかにするためには、どうしても実力派のドイツ勢との対比も必要である。当然我々は、より価格帯の近いクラスを考えていたのだが、最終的にボディサイズといわゆる車格からEクラス/5シリーズ/A6の3台とすることにした。クラウンは今後も欧米に輸出されることはないようだが、日本のマーケットではそれら3台は直接的なライバルとなるに違いないと考えたからである。