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ストーリー

9/11(火)の放送
フィラーリ40周年極め付き/'92

FARAGE FRANCORCHAMPS

エンツォ・フェラーリ自身は、その日まで生き続けてくれなかったけれど、ベルギーはあのスパ・フランコルシャンでくり広げられた一大イベントは、フェラーリの過去の栄光をすべて語り継いでくれるものだった。これは、1992年秋、フェラーリと密接な関係にあったエキュリー・フランコルシャンの40周年を記念する、空前絶後のイベントの記録である。

PARC DU CINQUANTENAIRE

1992年9月26日、グリッサルの凱旋門をサラブレッドたちがサンカンテネール公園へと集まってきた。テイトナ250LM、そしてT4。そのどれもが輝かしい宝石のような鉱石をもつクルマである。コンクールの審査は厳しいことで知られるテブルビーチ方式。ヨーロッパの審査員も加わって、厳格を極める。レーシングマシーンにはエンジン調整までもが審査対象となる。

SPA FRANCORCHAMPS

1992年9月27日、スパ・フランコルシャン。FF40のハイライトにハネ馬たちが総動員された。いよいよサーキット走行。ヒストリック・カーのデモンストレーションでは、テスタロッサにポール・フレール先生とオリビエ・シャンドビアさん。バルけったにはスクター氏とヴィージ・ケネッティといった具合でメンバーも超豪華。メーンイベントのクラス分けは生産年代で4つ。T2、T4というF1から512LMまで、まさに白昼夢である。