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12/19（火)の放送
イオス／スパイダー／RHT

フォルクスワーゲン　イオス2.0Ｔ

ヨーロッパでは、2006年5月からイオスとして正式発売されているこのクルマは、9月までの5ヶ月足らずの間に約1万6000台も売れているというのだ。確かに、このイオスのルーフシステムは魅力的だし、実際に使い勝手もかなり良さそうである。それに、ゴルフやジェッタあるいはビートルのカブリオレより高級で、多分にシャレッ気があるところもニクイ。エンジンとミッションは、ゴルフGTIなどと同じ2リッターターボとV6の2本立てに、パドルシフト付きのDSG。なんとも欲張りなクルマなのである。

アルファロメオ　スパイダー2.2JST Distinctive

新しいアルファ・スパイダーのルーフはメタルではなく幌である。このクルマのもとであるブレラが、ジュジャーロの手を借りてデザインされたもので、それをオープンカーに仕立て直す仕事はピニンファリーナとアルファの共作。その幌は、ドイツ車のようにはゴツくないものの、かなりしっかりした2層のつくりで、幌をあげたときの伊達なプロポーションが見事に奏効して、このクルマは2006年ジュネーブショーで、デビューと同時に特別賞・カブリオレオブザイヤーに輝いたのであった。

マツダ　ロードスターRHT

いまでこそ、ふたり乗りのオープンスポーツカーも珍しくはないが、それを現代にも存続可能とした立て役者は、17年前に誕生したマツダのロードスターなのである。それが3代目に進化したのはほんの1年前のことだが、今度は最新の電動メタルトップ、それも、いかにもマツダらしいアイディアの、「スポーツカーであることを忘れない方式」を実現した。マツダは、必然的に少々重くなるメタルトップを、トランクスペースの前方にしまい込むことに成功したのである。