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ストーリー

11/7(火)の放送
レクサスLS登場

LEXUS LS460

それにしても、このクルマはすごい。見た目そのものは、正直に言ってヨーロッパ車のような個性には欠けるきらいがあるようだが、その造りの良さや、目には見えない内部の成り立ちを知れば知るほど、スゴイと思わざるを得ないのだ。まず、 すべてが完全な新設計である上に、合理化という言葉とは対極にある、熟練工の手をふんだんに使う造りであることに驚く。エンジンにもシャシーにも、最先端の電子技術が多用されつつ、その管理にはいちばん確かな人の目と手が惜し気なく使われているのだ。

JAGUAR XJ 4.2

最初に乗り比べることにしたのは、ジャガーXJ。現在5つのグレードで構成されるXJシリーズは、クラシックな雰囲気の中にも先鋭的なオールアルミのシャシー/ボディとエアサスペンションを採用したジャガーの力作であることはご存知のとおり。かつてこの新しいXJシリーズに初めて乗ったとき、ジャガーネスという言葉で親しまれてきたその品格や居心地の良さに、喜びを禁じ得なかったことを思い出す。ジャガー初のエアサスペンションにしても、ドイツや日本のクルマとは違う独特のジャガーらしさに、思わず頬がほころんでしまったのだ。

BMW750i_ダイナミックスポーツパッケージ

さて、この分野でもひときわ強力なドイツ勢の1台目は、BMW7シリーズ。今日のビーエムの前衛的なスタイリングのはしりとなった7シリーズだが、昨年春に大幅なマイナーチェンジを受けているこのクルマには、もはや誰も違和感のようなものは感じないだろう。そしてもう1台のドイツ車は、言わずと知れたメルセデス。1年前に生まれ変わったこのSクラスも、昔からずっと言われ続けてきた「世界のベストサルーン」の称号を見事に守り抜いている。