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ストーリー

9/19(火)の放送
サリーンとZ06ヴェット

CHEVROLET CORVETTE Z06

2004年に登場した新しいコルベットは、Cシックスという名のノーマルでも、それ以前のものとは段違いの高性能スポーツカーである。ボディサイズを切り詰め、車重もアメリカ車とは思えないほど軽くしたボディに、400馬力オーバーのOHV6リッターを押し込み、最高速300キロを豪語するクルマなのだ。しかし、その1年後に登場したズィーオーシックスというこの特別仕様は、もっとスゴイ。シャシーをアルミに換え、ボディにはカーボンを多用してさらに軽量化。

SALEEN S281 3-VALVE

そんなサリーンの、主力モデルが最新のマスタングをベースにしたS281シリーズである。330馬力のエントリーモデル、3バルブから、435馬力の「スーパーチャージャージド」、そして550馬力のトップエンドモデル、「エクストリーム」まで、3種類のグレードが用意され、それぞれにコンバーチブルボディも選べる。このエントリーモデルのパワーは、ノーマルのマスタングGTと30馬力ほどしか変わらないのだが、サリーンが施したチューニングはエンジンだけでなく、サスペンションにまで広く及ぶ。

SALEEN S7 TWIN TURBO

いよいよ、今回の主役という訳ではないのだが、他のどんなスーパーカーと較べても、パワーのすごさでは決してヒケをとらないクルマの番である。全長4.8メートル近くもある長いボディに、人目を引くガルウィングドアを持つこのクルマは、誰が見ても、フェラーリのエンツォかマクラーレンF1の同類に違いないと思うだろう。そしてそのスペックは、速さのカナメとなるエンジンパワーと車重を見る限り、世界最速と言われるその2台より、さらに上なのである。