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ストーリー

9/5(火)の放送
ジャガーXK

JAGUAR XK Coupe (Contemporary)

今度のジャガーXKは、格別に力の込められたクルマである。先代のXKエイトは2005年6月に生産終了となったのだが、この新型のプロトタイプはその半年も前のデトロイトショーにお披露目された。いま、XJ/Sタイプ/Xタイプと3種類のサルーンを揃えるジャガーは、期待とは裏腹に苦戦を強いられているようだが、このXKこそは、ジャガーの格別なブランドイメージをとり戻すための存在だからだ。

JAGUAR XK Convertible (Sports)

新しいXKでは、実はこちらのコンバーチルの方が相対的に進化の度合いが大きいといえるようだ。オールアルミのシャシーとボディの成り立ちが、オープンボディの剛性確保にも充分な強さを備えるため、コンバーチブルは先代より実に287キロも軽くなっているからだ。メタルトップが流行する中、敢えて粋な幌にこだわるのもジャガーらしいところだが、その幌も、材質は最新の素材であるらしい。

BMW 6501 Cabriolet

新型XKのライバルとなるクルマはいくつもあるが、今回選んだのは、BMW650のカブリオレ。意外にも、V8エンジンの排気量が大きいこちらの方が少々安いのだが、これほど格好なライバルはないハズだ。中でも特に興味深いのは、67馬力もパワフルなBMWの車重が、ジャガーに較べてナント230キロも重いために、走りっぷりの指標となるパワーウェイト・レシオはさほど変わらないことだ。