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ストーリー

8/15(火)の放送
ドロミテ(1)

イタリアを走る田辺さん

今回は、憧れのクラシックカーイベント、こんぱ・ドロミテの体験物語。われわれは、1992年9月初め、モデナの名門スタンゲリーニ家の全面的なご好意により、大胆にも、このあまりにも素敵なラリーに参加することになったのである。このラリーは、スタートと同時に計測を開始し、決められた時間でゴールすることを目指す。その指示時間との誤差のなさを競うものである。ラリールート上の数か所でも、そこを通貨する際にも秒単位のタイムコントロールが必要とされる。

運転席の田辺さん

スタートからの積算時間の計測とは別にSS区間毎の計測もある。1つのSS区間には4~5か所の計測ポイントがあり、それぞれ指示時間通りに通過しなければならない各々の計測ポイントには1500mと500mの標識が現れ、この500mの標識を一度超えてしまうとクルマの停止は禁止となる。そのため、この標識の直前で時間を調整するために一度停止し、500m先の時計に合わせることが必要になる。

パッソ・ジャウは雪景色

スタートと同時に計測を開始し、決められた時間でゴールすることを目指す。ナビゲーターは500mを何秒で走れるかでスタートの指示を出し、計測ポイントまでカウントダウンしながらドライバーを導く。減点はコンマ1秒単位で与えられ、早着は倍のペナルティとなる。また、停止禁止区間での停止は非常に大きな減点が課せられる。ラリーの1日目のゴール、パッソ・ジャウは雪景色。ドライバーは路面の凍結にも注意を払わなくてはならない。