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ストーリー

8/8(火)の放送
アストンとロータス

ASTON MARTIN V8 VANTAGE

かつてのスポーツカー大国イギリスのクルマが、いま再び、その名声をほしいままにしている。そして今度は、この門口の広い、すなわち価格のこなれたV8バンテージの誕生である。全長わずか4.4メートル以内に切り詰められたアルミボディに、DB9同様のアルミ押し出し材のシャシー。そしてエンジンは、12気筒ではないが特製のV8。グラツィーアーノ製のトランスアクスル6段マニュアルとの組み合わせである。これはいまや価格的にポルシェのライバルにもなり得るアストンなのである。

LOTUS Exige S-Touring

ロータス・エキシージSというクルマは、同じくポルシェの、ボクスターやケイマンの牙城に迫るものである。アストンに較べればロータスの歴史はずっと浅く、フェラーリやポルシェよりも少々短い50年ほどにすぎないのだが、ゼロからのスタートで早々とF1の世界をリードしたばかりか、小さなエンジンで大きなクルマをしばしば出し抜いた記録は数え切れぬほど。その名声において、ロータスの名はポルシェともフェラーリとも、全く対等と言ってもいいだろう。

LOTUS Exige S-Super Sport

そしてこちらは、基本は同じエキシージSながら、日常の安楽さよりも、ちょっとマニアックな走りを求める人のためのスーパースポーツ・バージョン。先ほどのツーリングがすでにボクスターやケイマンとは別の次元のスポーティーさと言うよりはレーシングカーの雰囲気さえ備えていると言うのに、これはさらに、足まわりからコクピットまで大幅なグレードアップを施したものなのだ。これで、あの乗り心地の良さまで保証されるのなら、まさにユメのような話と言う他はない。