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ストーリー

7/25(火)の放送
ピニンファリーナ研究所

カンビアーノの研究所に潜入

今年で創業76年にもなるピニンファルーナ。クルマのデザインを請け負っている研究所だ。世界各国のメーカーから発注があるが、どのクルマがピニンファリーナのデザインなのかを契約であきらかにしていない。そんなピニンファリーナへの厚い想いを膨らませる為に、今回は1992年にカンビアーノの研究所を訪問した際、貴重な記録をご覧いただくことにした。

研究所内にはかつての名車も

さて今度は、ラリーの世界で大暴れしているシトロエンの小さなホットハッチ、C2・VTS。そもそもC2という小さなシトロエンは、上下2分割式のテールゲートやスライド式のリアシートに加えてスタイリングもなかなか個性的なクルマなのだが、本国では1.1の小さなエンジンから用意されるなかで、その最上位に置かれるのが、この1.6VTSなのである。因みに日本向けのC2にはVTRの1.4と1.6とが用意されてきたが、同じ1.6でも、そのVTRとこちらのVTSとでは別物なのだ。

デザイン研究所は夢工房

1947年には、当時のF1がまだ筒状の長細い形をしているとき、ピニンファニーナは、現代のようなデザインを形づくっていたことに驚かされる。スポーツカーの原点がそこにあるのだ。ここのデザイナーになるには、デザイン画を持ち込んで目があれば3か月間の試用期間を経て正式採用される。日本のメーカーでもピニンのデザインではないかというものもあるが、発表されていない。契約で個人のものは抹殺されてしまうという。この研究所では、デザインされたものを自分たちで組み立て試作品をつくっている。