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ストーリー

6/27(火)の放送
スーパーライトの大先輩

Rocket

多くのF1マシーンをデザインしたことで知られるゴードン・マーレーとル・マンのドライバー、クリス・クラフとが発案。91年6月にデビューした。サスペンションはレース仕様となっており、ホイールとタイヤは前後とも同サイズ。車重はカーグラフィックの計量で321kg。ギア・ボックスはコンスタント・メッシュの5段。バイク用を流用しているのでシフト・レバーは前後だけでことたりる。ハイ、ロー10段とバックとの切り替えをステアリング脇のレバーでコントロールさせる。

Rocketはバイク・エンジンを搭載

月産3~5台のペースでロケットをイギリスのメーカーで作っている。少量生産の為、バイクエンジンをミッドシップさせている。事実、ほかにもGrinnall SCOPPION3やイタリアのモデューロはBMWのKシリーズのエンジンを搭載している。バイクエンジンの流用の歴史は古く、50年代のイギリスではミニクーパーがバイクエンジン流用だった。その技術はロードカーにも使われ、BMW700シリーズやISETTAのほか、MESSER SCHMITTにはほぼバイク用といえる汎用エンジンが使われた。

MORGAN SUPER SPORTS(1933)

1910年、ロンドンショーに出現。4輪車の時代になっても生き残り1950年まで生産された。こちらは、浅岡重輝氏所有のもの。3ホイラーのステアリングには右にスロットルとチョーク、左には点火タイミングのレバーが備わる。当然。ペダルはクラッチとブレーキのみ。ギアボックスは前後3段。アルミカールの為、車重は350kgと軽い。