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ストーリー

6/13(火)の放送
ミニバン特集

マツダ MPV 23T

最初の1台は、マツダの新型MPV。MPVというクルマは、当初はアメリカ輸出専用として20年近くも前に誕生、その後、1990年から日本国内でも発表された、いわば日本製ミニバンの元祖。そしてこれは、その3代目という訳である。第一の印象は、いかにもマツダらしい個性的なカタチに支配されるが、2代目と較べて6センチほど長く、3センチ近く広く、そしてちょうど6センチも低くなったボディは、なんと11センチも長くなったホイールベースと、前後ともに格段に広くなったトレッドによって支えられている。

トヨタ エスティマ アエラス Sパッケージ

そしてトヨタの3代目エスティマ。かつて、トヨタの最も先進的なクルマとして誕生したエスティマは今回、誰でもひと目で分かるような変身をとげた。もともと長いホイールベースはさらにのばされて新型MPVと同じになったが、前後のトレッドとボディサイズはこちらの方がひとまわりコンパクト。しかし、曲線の中にも鋭いエッジを利かせたスタイリングと、見るからにゴージャスな雰囲気の室内とは、数あるトヨタ車の中でも、最も目立つ作りになっている。

ホンダ オデッセイ アブソルート

これでもミニバンと呼ばなければならないのか。そんな物議も出たほど背の低い現行のオデッセイは、デビューからの2年間で20万台以上というホンダの大ヒット作である。その1メートル55センチという全高は、普通のセダン並みと言うより、ミツビシの新しい軽自動車アイや、プジョー1007よりもずっと低く、ほとんどの立体駐車場に入れるのだ。背が低くても、フロアも低いからスペースは充分に広く、また、重心の低いクルマならではの「走りの安定感」も当然達成されている。