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ストーリー

5/8(火)の放送
ボルボ対BMW2階級対決

VOLVO C70 T-5

オープンカーと呼ばれる種類のクルマたちが、増えてきている。スイッチひとつで簡単に屋根を開け閉めできる帆や、金属製のガッチリしたメタルトップの登場が、昔のオープンカーの特性やわずらわしさを、すっかり取り除いていてくれたからだ。このボルボの新しいC70というクルマは、先代までのC70のクーペとカブリオレ双方の役割をこれ一台ですべてまかなうというものである。巧妙な3分割ハードトップだが、オープン時のボディ鋼性確保はもちろんのこと、ルーフを閉じればさらに15%向上するという。

BMW335i Cabriolet

そしてこちらは、3シリーズの新しいカブリオレ。BMWの場合は、すでにクーペがあって、それとは別にこのメタルトップ式オープンモデルを登場させた訳だが、日本仕様はクーペ同様、エンジン高性能版3リッター・ターボのみのプレミアムモデル。オープンカーとして万全の安全対策に加えて、ボディ剛性の確保にも格段の配慮がなされているという。BMWからはもう一台、すでにモデル末期にさしかかったヒット作、BMW740iも登場。このクルマは、単にボルボS80のライバルという以上の意味も大いにある。

VOLVO S80 V8AWD

ボルボの新たなフラッグシップであるS80というクルマは、見た目の穏やかさの中にも、実はなかなか興味深いものをいくつも秘めた存在である。先代と変わらぬ全長に対して、数センチ伸ばされたホイールベース、そして大きく絞り込まれたノーズ。幅は25ミリ、高さも45ミリ増加しているのに、むしろコンパクトに見えるのだ。まったく新しいプラットホームに載るエンジンは、なんと横置きの直列6気筒とV8の2種類。新しい6気筒にも大いに引かれるのだが、今回はまず、4WDが標準のV8の方を選んだ。