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ストーリー

5/15(火)の放送
207対新型ミニ

PEUGEPT 207 Cielo

プジョーのベストセラー、206が8年ぶりに生まれ変わった。今度は207の名前で、これまで以上の販売シェアを目指す意欲作である。個性的な顔付きの新型ボディは、今度はルノー・ルーテシアよりも少し大きくなった。先代の206との比較では、20センチも長くなっている。注目すべき点は、まったく新しいエンジンにもある。チェーン駆動のツインカムに備わる「連続可変タイミング・アンド・リフト」とは、呼び名こそ違え、BMWのバブルトロニックと同じ。つまりBMWとの共同開発によるものなのである。

MINI COOPER

そしてこれが新しいミニ。現代のBMW製ミニが登場したのは2001年のことだから、初代のライフサイクルはプジョー206よりも短かったことになる訳だが、その人気ぶりはご存知のとおり。現代のミニは50年前のオリジナルにも近いものを、見事に再現してしまったのだ。プジョー207と同じエンジンに、先進の6段オートマを得た。そして新しいミニ・クーパーS。今度はBMW自慢の新しい直噴ターボ。マニュアルギアは6段、そしてパワーは175馬力と、充分以上の迫力を感じさせる。

PEUGEOT 207 GT

この高性能モデルは、本来2種類あるターボのうちの控え目な方、150馬力仕様である。もっとホットな175馬力の方は、近い将来、207GTIとして日本上陸を果たすハズなのだが、その175馬力ユニットは、ミニ・クーパーSにはすでに使われているもの。さて、このエンジンもBMWの最新技術を投入したノンターボ版に、あの335Iと同様、直噴とツインスクロールターボを加えた高度なものである。マニュアルミッションは5段だが、ホットハッチとしての完成度には大いに期待して良いだろう。