カーグラフィックTV
ストーリー
4/17(火)の放送
27年目のアルピナB7ターボ
BMW ALPINA B8 4.6今回は、1996年のアルピナB8とB12。つまり、V8エンジンの3シリーズと、V12の7シリーズをテストしたときのリメイク。まずは、B8から。当時大きな改造が行われ、エンジンからブレーキにまで46か所にまでおよぶ。4.6リットルにスケールアップされ、マーレーのピストンが組み込まれたV8、32バルブのユニットは340馬力と47.9キロを発生。6段ギアボックスと組み合わされる。ウッド仕立ての豪華な室内。ABS、エアバック、スタビリティコントロールシステムも装備され、当時の価格で1140万円であった。 |
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BMW ALPINA B7 Turbo72年に登場した初代5シリーズをベースに入念に仕立て上げたスーパーサルーン。現在のB6クーペがこの後継車種にあたる。ガッチリと固められた足回りで車高が2センチダウン。一世風靡した空力バルブが時代を感じさせる。3リッターのターボ化にともなって燃焼室形状が変更され、300馬力と47.2キロを発生。インテリアはシートやステアリングがただのBMWではないことをあらわしている。ブレーキ脇のノブで加給圧は0.6から最大0.9バールまでコントロールできる。価格は当時1320万円であった。 |
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BMW ALPINA B12 5.7 SWITCH-TRONICしかし、主役はむしろ、アルピナの名を日本に深く刻みつけた初代Bターボであることが分かる。1980年9月号のカーグラフィックに登場したそのBターボこそは、アルピナの、まさに記念碑的存在なのである。そして、今回のB12では、7シリーズのボディはフロアまわりまで手を加えられ、性能を上げられている。当時世界初の20インチホイールを履いた。5.7リッターにして最高出力を388馬力、最大トルク56キロは、2トンクラスのボディを最高280キロ以上まで導く。価格は当時2170万円だった。 |