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ストーリー

4/11(火)の放送
トリニティースクール

バイクを自分で組み立てる学校

何十年も前の古いクルマやバイクを、自分で直せたらどんなに楽しいことだろう。そんな想いを現実のものにしてくれる学校がある。東京は秋葉原の外れにあるトリニティースクールのことだ。早くも創立10周年!を迎えたいま、この小さな学校で教えるのは英国車とハーレーの一部だけ。それらを完全にバラして、正しく、あるいはオリジナルよりも良く仕上げてしまおうという訳だ。世界で(恐らく)ただひとつの素敵な学校なのである。

古い英国製のバイクに悪戦苦闘

何十年も前の古いオートバイを「完全に自分のものにする」という教育方針を貫いている。これこそ、現代の小さな奇跡ではないだろうか。ひとクラスは5人で、一人に1台与えられる教材のバイクは、卒業時に各自のものになります。 実技はまずバイクを全分解するところから、はじまります。エンジン、フレーム、フォークなどブロックごとに説明を加えながら分解し、同時に直すべきところはどこかをチェックしてゆきます。その後、修理、交換をしながらまた組み立ててゆきます。

いじって楽しむノウハウを

オリジナルの形に、戻すレストアが中心ですが、場所によっては機能性を優先して現代のパーツを組み込む事もあり、また、排気管やフェンダーを代える程度の軽い改造もすることもあります。昔のバイクゆえ、オイルが漏ったり、つまらないところが壊れたりするのは避けられないからです。目的はメカニズムを理解し、機械的に完調なバイクを仕上げること。卒業後に思う存分乗って楽しみ、又いじって楽しむノウハウを身につけることが大切なのです。授業は週2回行われ、卒業まで約7ヶ月かかります。