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ストーリー

4/4(火)の放送
フランスの小型車

ルノーの小型車、ルーテシア

ヨーロッパ現地ではクリオと呼ばれるこのクルマは、かつてのルノー、サンクの後継者として1990年に登場して以来、これで3代目となった訳だが、今度は今までと違って、明確にひとまわり大きく、立派なクルマになった。事実、新型のホイールベースとトレッドは、それぞれ約10センチと数センチずつ拡大されており、当然、ボディもひとまわり大きくなっているのだ。それにしても、全体のつくりは上等である。カタチそのものは、外観も内装もむしろ控え目ながら、ひとまわり上級なクルマになったような印象だ。

プジョー1007

小さなクルマにスライドドアという発想は、すでにトヨタのポルテにもあるが、あれは、スライド式は左側だけだし、そもそも、こちらのプジョーのお披露目は2004年のパリサロンと早く、しかも両側とも電動スライド式ときているのだからスゴイ。なにもここまで手間ヒマかけてこだわらなくてもいいようにも思えるが、このクルマ、見れば見るほどよくできている。各ピラーは見るからに頑丈そうだし、スライドドアの構造そのものも実に手が込んでいて、いわゆるボディ剛性にも期待できそうなのだ。

シトロエンC2・VTS

近頃のシトロエンは、すっかりプジョーのお株を奪ってしまって、ラリーの世界での強さには目を見張るものがあるが、そんなシトロエンのスポーツイメージを表現するのが、このC2・VTSという訳である。かつて、C4の前身であるクサラにも、同じくVTSという名のビックリするほどスポーティーなモデルがあったが、それよりもずっと小さく、C3や先程のプジョー1007ともプラットホームを共用するこのクルマ、今度はどのくらいスポーティーに仕立てられているのだろうか。