カーグラフィックTV
ストーリー
2/14(火)の放送
チゼータV16T
16気筒のスーパーカー時は、1990年夏。いまから16年近くも前のイタリア、モデナ。スーパーカーのメッカとして知られるこの地に、またひとつ、かりそめのスーパーカーが誕生していた。当時のランボールギーニV8を2基直結してV16エンジンをつくりあげ、そいつを何と横置きのままミッドシップに押し込んだものだった。多少の無理はあったはずなのだが、作り手の情熱がそれを見事に克服していたのであった。 |
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プロトタイプに試乗田辺さんは、イタリアに渡り、プロタイプが完成していた、このチゼータに乗り込んだ。室内で聞くエンジン音はV8そのものという感想を述べていた田辺さん。プロトタイプにはパワーステアリングがついていないので、低速では重たいが、走り出したらハンドリングもいいという。フレームは看板もない工場で手作業で加工しているようすも撮影している。 |
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金持ちの道楽でつくったクルマクラウディオ・ザンポーリ氏。アメリカで音楽関係の仕事で財を築いた。松任谷さんは知らないというので音楽関係でもいろいろあるのかもしれないが、子供のころから好きだったクルマを自分で作ってしまったのが彼だ。しかも、目新しさをねらい16気筒というとてつもないエンジンをつくりだした。カリフォルニアでプロジェクトを立ち上げ、かつてのランボールギーニのデザイナーたちによりイタリアへプランが運ばれてきたという。 |