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ストーリー

12/13(火)の放送
メルセデス・ベンツ新型Sクラス

世界最良のサルーン

メルセデス・ベンツのイメージといえば、やはり何をおいても「高級であること」に尽きるだろう。ほんの20年ほど前までは3つの車種しかなかったメルセデスというクルマは、いまではそのライナップを10種類にまで拡大。これには驚くほかはないし、数の理論からすれば昔ほど特別ありがたみは薄れたことも事実だが、Sクラスとなると話しは別。これこそ、長年にわたって「世界の最良サルーン」の基準を気づいてきたクルマだからだ。それにしても、今回はこんなに早く新型が日本にやってくるとは。

メルセデス・ベンツS320(91年先々代のSクラス)

ところで、当時、小山のように大きい、いかにしてもデカすぎるといわれ続けた先々代のSクラスだが、今回、中古の1台を引っ張りでしてみると、妙に懐かしいのであった。昔からのメルセデスらしい形に親しんできた2人にとっては、新型よりも、この古いモデルの方が、まだいまのところは自然に感じられる。ところで、91年春にデビューしたこの先々代のSクラス、確かに大きく、角ばった形のためボリューム感も相当なものだが、実際には、ホイルベースは今度の新型と事実上同じだし、幅も高さもそれぞれ2cmと1cmしか違わないのには驚かされる。

メルセデス・ベンツS500 long(新型Sクラス)

さて、いよいよ今回のメーンテーマ。いままでのSクラスが、すでにどこにも欠落するところを見せない存在だったから、今度は、一体ナニが進化したのだろうと、どうしても懐疑的になってしまう。こんかいは、アット驚くような「目に付く新技術」も発表されていないからだ。しかし、新型の中身は、実はスゴイのである。まず、ボディの材質選びから徹底していて、もはや普通の鉄板使用はごくわずか。かわりに飛び切りの高張力鋼板が惜しげもなく使われているのだ。これがかつてないレベルの安全性を生み出すことにもなっているらしい。