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ストーリー
7/26(火)の放送
407と166/テージス
プジョー407 SW2.2この407は見るからに大きくて立派である。406との比較ではひとまわり大きくなっただけなのだが、全高の6センチアップが効いているのか、フラグシップの607と同等かそれ以上のボリュームさえ感じるのだ。そして、車重のほうもその607並み、つまり406よりも百数十キロも重いのである。しかしサスペンションを始めとするメカニズムの進化には目を見張るものがいくつもあって、期待はふくらむばかり。実に楽しみなのである。 |
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アルファ・ロメオ166 3.0 V6 24V スポルトロニックさて、後半は、本来はプジョーの607と並ぶべき2台なのだが、大きく立派になった407とも同クラスにさえ見えるイタリアの高級車である。まずはアルファのフラグシップ、166から。本国では既に3.2も揃っているのだが、このテスト車のV6エンジンは従来からの3.0。もちろんマイナーチェンジ後の最新型である。久しぶりに接する166というクルマは、デビュー以来もう7年目だというのに、やはり、売れっ子の156とは、明らかに異なる風格のようなものと、実際には決して小さくないのに、よく引き締まったプロポーションの見事さを充分に感じさせてくれる。 |
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ランチア テージス 3.0 V6 2.4Vそしてもう1台のイタリア製高級車がこのテージス。5気筒ディーゼルの方は前回ご紹介したばかりだが、このクルマはアルファ166と同じV6エンジンを3.2にスケールアップしたトップモデルである。それにしても、かつて初めて対面した時のテージスはかなり大きなクルマという印象だったのに、特に今回はむしろコンパクトに見えるから不思議である。念のために言っておくと、実際にはアルファ166よりも確実にひとまわり大きく、またかなり重いクルマなのである。デビュー以来4年目のこのクルマ、既に成熟したように見えるのだが、どうだろう。 |