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ストーリー

7/19(火)の放送
ディーゼル特集

BMW740d

最初の一台がBMWのフラグシップ・7シリーズ。4リッターのV8ディーゼルを備えるこの740Dは、昨年ボッシュが日本に持ち込んだテスト車で、既に最新型ではないのだが、かつて「もてぎ」のオーバルコースを走った時の強烈な印象は、今回もきっと再現される筈である。アルミの4バルブヘッドを持つこのV8ディーゼル、ボッシュのコモンレースシステムにツインターボを組み合わせ、ガソリンV12の760と同等のトルクを発生。しかもヨーロッパ最新のユーロ4規制をクリアーしている。(因みに、CO2の排出量はキロ当たり259グラム。)

BMW X3 3.0d

2台目のディーゼルは、このクルマ。車重2トンを大幅に超えてしまうのが当たり前のSUVの世界で、BMWがX5に続いて放った、ひとまわりコンパクトで当然軽いクルマである。正式輸入されているガソリンの2.5と3.0に対して、これもボッシュがサンプルとして輸入したテスト車は、アルミの4バルブヘッドを持つ直列6気筒のターボディーゼル。ガソリンの3.0よりはるかに強力なトルクが興味のマトであり、走る前からワクワクしてしまうのである。

ランチア テージス 2.4 Multijet 20V

最後を締めくくるもう一台のランチャディーゼルが、このテージス。ガソリンのテージスは既にV6の排気量が3.2に拡大されていて、そちらは近々テストする予定なのだが、こちらのディーゼルは、ランチャお得意の直列5気筒に4バルブのアルミヘッドとターボを組み合わせたハイパワー仕様。コモンレールのディーゼルシステムはもちろんボッシュ。それにしても、38.7キロのトルクは3.2V6のガソリンを遥かに凌ぐものだし、パワーの数値も2.4のガソリン5気筒以上。価格が、V6 3.2のガソリンより40万円も安い設定なのも意外である。