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ストーリー

6/28(火)の放送
米寿のポール・フレール(前編)

小林彰太郎さんとポール先生

小林彰太郎さんが、たった一人の例外も無しに師と仰ぐ、世界一のモータージャーナリスト、ポール・フレール(Paul Frere/1917年1月30日、ベルギー出身)88歳という御歳で休む間も無くクルマを運転され、それがまた大好きで仕方ない、という奇跡的な方である。今回、箱根でお目にかかった時は折りしも、レジェンドのSHAWDと、スカイラインのエクストロイドCVTをテスト中。88歳になられた今も、まるで青年の様な眼差しなのであった。

運転するポール・フレール

92年4月号をもって創刊30年を迎えたCG。その長い歴史の中には、数々の協力者の顔があったが、読者の全てがその名前を知る人物と言えるのは、ポール・フレール、通称PFだろう。世界で最も尊敬され信頼されている、自動車評論家の草分け的存在にして、50年代はフォーミュラ・ワンで好成績を挙げて活躍、60年にはフェラーリ250テスタロッサでル・マン24時間レースに優勝したという偉大なドライバー、PF先生。

車内

その経験に寄った洞察力、飽くなき探究心、その人間性が余すところ無く表現された評論は、あくまでもドライバー、ポール・フレールの視点から大変興味深く綴ってあり、この世界のジャーナリズムに大変貢献した人物と断言出来よう。しかしPF先生の著作はジャーナリストでありながら、それよりもクルマ好きのドライバーとしての視点からそのエピソードがどう面白いかを観測し書かれており、そこがクルマ好きにはたまらない。クルマに対する情熱は、今でも全く変わらぬPF先生だが、今回は13年前、1992年の記録映像から振り返っていく事にした。