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ストーリー

5/17(火)の放送
シトロエンの特集

CITOROEN C4 2.0 Exclusive

プジョーのPSAグループに吸収されて久しいシトロエンは、この所ヤケに元気である。WRCでの大活躍だけでなく、シトロエンが着々と進める世代交代のニューモデルは、ユニークなものばかり。昨年秋のパリサロンにデビューしたセダンとクーペのC4こそは、近年いちばん注目されるシトロエンに違いない。実際のサイズを創造するのが難しいカタチだが、メガ-ヌ/307そしてゴルフと同サイズであり、クサラよりひとまわり大きく、エグザンティアよりは25センチほども短い。インテリアも実に洒落。室内全体のやさし雰囲気に、思わずタメ息のひとつも出てしまいそうになる。

CITOROEN C4クーペ 2.0 VTS

セダンと同時発売のC4クーペ。シトロエンというクルマにクーペのイメージは少々希薄だが、それにしても、セダンとは全く違う若々しさに仕上げた力量は、たいしたものである。より若い層をターゲットとするクーペだから、第一弾の2リッターモデルはスポーティーなVTS仕様。エンジンはセダンと同じ排気量なのに、37馬力も強力な高性能版であり、ギアボックスも5段マニュアルだけという徹底ぶり。それでいてタイヤサイズはセダンと同じというのも、シトロエンらしくておもしろいのではないか。

CITOROEN C3 Pluriel

さてこちらは、シトロエンがモジュールカーと名づけた、まことに欲張りなクルマ=C3プルリエル。発売前の2003年ジュネーブショーで「カブリオレ・オブザイヤー」に選ばれた他、ヨーロッパの厳しい安全性テストでも4ツ星の好成績を収めたのだ。このプルリエルの様にメーカーが本気で完成させたものはなかった。大きな電動サンルーフを開けたその先、更に3つの開放的なスタイルに変化させるには、ちょっとした作業が必要である。工具は一切不要というのだが、誰にでもすぐにできるものなのだろうか。