カーグラフィックTV

  • トップページ
  • バックナンバー

ストーリー

3/8(火)・3/13(日)の放送
チームロータス50周年記念イベント

ここはツインリンクもてぎ

2004年秋、1954年の活動開始からちょうど50周年を祝うチームロータスの記念イベントが、本当に日本でも実現した。今はエリーゼの人気だけで語られることの多いロータスだが、かつて60年代や70年代のロータスという名前は、スポーツカーの世界でもポルシェやフェラーリと対等に並ぶ一方、F1を始めとするフォーミュラーカーの分野では、しばしばトップに立つ存在であったのだ。こちらは、1979年のタイプ79である(写真)。チームロータスがF1 にステップアップしたのが1958年。以来94年に活動を休止するまでの37年間、実に490回のグランプリで、ロータスは7回のタイトルを納めた。

ロータスの人気

最新のエリーゼの人気が高いことは良く知られているが、ちょっと古いロータスの中でも、一連のヨーロッパ・シリーズの礎たる世界が、これほどまでとはご存知ないだろう。ロータスというクルマが、我が国でこれほど身近になり得たのは、すべてエリーゼのおかげだろう。エリーゼは、そのままでもレーシングカーの気分を味わえる、ロータスならではのクルマなのである。いつもはツクバを走るシリーズだが、今回はもてぎの晴れ舞台で、デッドヒートの末にこの旧型(写真左)が勝利を収めた。

ゴールドリーフ・ロータス59B

さて、いよいよロータス・フォーミュラーカーの登場である。いつもゴールドリーフカラーの59B(写真)を見事に走らせてくれるSCCJインタークラブのチャンピオン村上さんは、もちろん今回も、この晴れ舞台で期待に答えてくれるはずだったのだが、なんと直前になって、その59Bには乗れなくなってしまった。一体、何があったのか。1960年の18FJを始めとする18台ものロータス・フォーミュラーカーに加えて、ロータスチューンのエンジンを積んだマクラーレンとブラバムもそれぞれ1台ずつ参加。35Bと41Xも速かったのだが、最後に競り勝ったのはマクラーレンの方だった。