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ストーリー

2/15(火)・2/20(日)の放送
グランプリ・ド・モナコヒストリー(2)

GORDINI T11(1946)

このゴルディーニT11は48年のスイス、ベルン・グランプリでトランティニアンが他車と接触して横転、車から放り出されてしまった時の、そのモノであるという。その時トランティニアンは後続の車に跳ねられて、1分15秒もの間、心臓停止の状態に陥ったのだという。この曰く付きのゴルディーニ、勿論すっかりレストアされてはいるが、やはりトランティニア氏はお気に召してはいない様だ。

フェラーリだけのクラスC

ポールポジションから飛び出したフランク・シトナーの250テスタロッサをピロの375MMとポルトガルからやってきた750モンザが追う。4番手の黄色い250TRにホワイトの375が続く。ピロの375はシトナーの250TRと激しく遣り合うが、途中からエンジンを労わり始め、9週目に3位へ後退。最終的には、4番手まで順位を落とす。10ラップのレースは、250テスタロッサを操るフランク・シトナーがポール・トゥ・ウィンを決めて優勝。そして、予選2番手からスタートに失敗、20番手まで転げ落ちてしまったピーター・ハネンの750モンザが見事2位に返り咲いたのであった。

50年代のF1によるクラスD

ポールシッター、ロッド・ジョリーの2.2リッタークーパー、続いてリチャード・アトウッド、ジョン・ハーパーと3台のクーパーT51が行き成りトップを独占する。4番手はナイジェル・コーナーのマセラッティ250F。その後ろには、ジョン・ベアズリーのクーパーT45が付けている。こちらは9番手争い。マセラッティ250Fとフェラーリ・ディーノ246の一騎打ちである。クーパー23を操るクレガー・フィスケンはイギリスでは有名な業界人。10ラップのレースは結局、ロッド・ジョリーのクーパーT51がポール・トゥ・ウィンを飾る事になった。