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ストーリー

12/14(火)・12/19(日)の放送
BMW120/アストラ/ディーダ

BMW120i

今、一番興味深いのは、やはりこの1シリーズだろう。BMW自ら「世界戦略車」と言ってはばからないこのクルマは、今までの通称コンパクトのことは忘れて下さいと言わんばかりに、新しい種類のハッチバックであることが強調されていて、その成り立ちは、BMWが頑なに守り通す後輪駆動の、今は5ドアだけの、ちょっとばかり高級な実用車である。基本骨格は次の3シリーズとの共用とも言われているが、アメリカ向けにはこの1シリーズのセダンが用意されるとの噂もあるし、2シリーズと呼ばれるクーペやスポーツモデルの計画もあるらしい。渋い感じのスタイリングだが、7や5シリーズの時のような驚きはない。最初にデリバリーが始まるのは、三種類あるうちの、一番高級な120iである。

オペル アストラ 1.8スポーツ

同じクラスのドイツ製実力派として、絶えずゴルフとは直接のライバルであることを運命づけられたクルマである。外からの眺めでは、新しい顔付きのボディはBMW1シリーズよりもボリュームたっぷりに見えるが、実際はほとんど同サイズ。ということは、ゴルフファイブとも同じと思っていい。この新型アストラ、グレードは三種類あって、エンジンは1.8と2リッターターボの二種類。ターボの方はいずれゴルフGTIやメガーヌ・ルノースポールと較べることにして、今回は、可変ダンパーを備えた1.8スポーツを取り上げることにした。

ニッサン ティーダ

見事な復活を果たしたニッサンが放つ、ニューモデル攻勢6台のうちの1台である。このクルマ、基本はベストセラーのマーチ及びキューブからの派生というが、ホイールベースはもとよりボディサイズも、先程のゴルフクラスになっている。最新のニッサン車の例にもれず、インテリアデザインにもかなり力がこめられているし、リアシートの空間はダントツに広い。新設計エンジンとCVTの組み合わせはどうなのだろう。