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ストーリー

11/30(火)・12/5(日)の放送
2004パリ・サロン パート1

メルセデス ベンツ Aクラス

華の都パリ市内でくり広げられる、世界でも最も華やかなモーターショーのリポートである。今年のパリは、いわば「普通の人々のためのショールーム」。超高級車のたぐいは少なく、主役はあくまでも実用車。特に、地元の小型車が光った。まずは話題のメルセデスAクラス。3ドアと5ドアが同時にデビュー(日本では5ドアのみ2005年春発売予定)。とにかく格段に良くなった。初代は不運な問題があり、それを克服する為に無理していたものが全部とっぱらわれたかんじだ。特にリアサスペンションが徹底的に作りこんであるが、それで乗り心地がものすごく上質じゃなかと思うほどだ。

フォード フォーカス 5ドア ハッチバック

日本では2005年の夏以降に発売予定の新しいフォーカスだが、サイズ的には大きくなった。デザインは、先代より丸みを帯びているが、フロントセクションに一部強いシャープな線を入れることで力強さの源になっている。ちょっと上級イメージというか、いわゆるプレアムカーを足したというかんじだ。シャープなハンドリングだとか乗り心地のよさとか、そういう意味でのフォーカスの良さはそのまま引き継がれている。一番驚いたのは静粛性。ノイズバイブレーションがかなり小さくなって、例えばエンジンから出てくるバイブレーション、トランスミッション系のバイブレーションとかが圧倒的に小さくなっているのだ。

マツダ5

マツダはヨーロッパでは、「スリー」、「ファイブ」、や「シックス」とか数字になってしまうが、日本でいえば「ファイブ」は「プレマシ-」に相当する。プラットフォームが全部新しくなり、特にシートアレンジが非常に特徴的で、真中のシートが出たり引っ込んだりという新しいコンセプト。キャプテンになったりベンチ的になったりというのをスライドすることでは無くて折り畳むことで実現している。実際座ってみてもそんなに安っぽいかんじはしなくて、しっかりしたシートになっているのだ。