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ストーリー

11/16(火)・11/21(日)の放送
パンダと日本の小型車

FIAT パンダ-Plus

2003年の9月。フィアットは、我が国でも大いに親しまれた小型車パンダの2代目を実に23年振りに誕生させた。100年以上の歴史を誇るフィアットは、今はまだ折からの業績不振からの脱出期にあるのだが、この新しいパンダには並々ならぬ意欲が感じられる。事実、この小さな実用車は早速、並み居る強豪を退けて今年のヨーロッパ・カーオブザイヤーを獲得しているのだ。一見しては地味な形だが、よく見るとリアはムルティプラのようだし、室内を覗くとこれはもう脱帽もの。フィアットは楽しい車作りの名人なのである。

マツダ ベリーサ

どことなく5ドアになったミニの印象を与えるのは、ウェストラインから下の逞しい感じからだろうか。そうは言っても、この車のボディ-はミニより25センチも長く、かろうじて4メートルを切っているだけ。基本は現行のデミオのものなのだ。ベリーサという車の目指すところは何を置いてもクオリティ-の高さを実感できるところにあるらしい。そう言われてみれば、なるほどアウディA3やミニにも通じるようなしっかり作られた感じがボディの内外を問わず確かにあるように思える。

トヨタ ポルテ150p

マセラーティのクアトロポルテの例があるように、ポルテとはドアを意味するイタリア語。そう、この車の最大の売りは左側の巨大なスライドドアなのだ。このユニークなドアの機能を生かす為にフロアは地面から30センチに下げられ、また全高は1m72とかなり高くなっている。ホイールベースもかなり長く取られていて、これがbbやファンカーゴから派生したものとは驚いてしまうが、今のトヨタは世界で一番「何でも出来てしまうメーカー」なのである。このほかにもトヨタ・パッソとダイハツ・ブーンをとりあげる。