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ストーリー

11/2(火)・11/7(日)の放送
WRC・ラリー・ジャパン

エース・ゾルベルク

ラリー・ジャパン。これこそが待ち望まれたWRC・日本ラウンドの正式名称である。北海道・帯広を拠点とするこの世界ラリーは、のべ40万人ともいわれる大観衆の見守る中、ワークスドライバーが見せた本物の走りはしょっぱなから全てのファンを魅了した。やはり世界トップクラスのスピードは誰が見ても感動的なのである。そんな中でも今回唯一の日本車となってしまったスバルのエース、ソルベルグは明らかに最初から神がかっていた。

帯広のWRCサービスパーク

パドックとピットを一緒にしたようなここはSS観戦とはまた違う大いなる穴場なのであった。近年のラリーはシステマチックになっていて、サービスパークは本拠地に1か所。ここでしか整備できない。逆にいえば、ここにいれば全部みることができるので観客にとってはうれしい。そういう意味では、ドライバーが休んでいる時にサインをもらうチャンスがあるのもサービスパークということになるのだ。

ラリー・ジャパンの優勝は

さて肝心のラリーの方はやはり今回はソルベルグのスバルの一人舞台の感が強かった。第三レグではロエブもフォードのマルティンもそしてグロンフォルムもそれぞれ果敢な追い上げを演じたのだが、ソルベルグはリスクを冒さぬぎりぎりのところでハイペースを決して崩さず、まさにポールトゥウィンの勝利をみせつけてくれたのだ。単調といえば単調だったが、そんなことはどうでもいい。WRCがついに日本にやってきたのだ。