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ストーリー

9/21(火)・9/26(日)の放送
メルセデスベンツ&トヨタクラウンマジェスタ

メルセデスベンツC230コンプレッサーアバンギャルド

コンプレッサとは96年デビューの初代SLKから採用されたルーツ式スーパーチャージャーを意味するものである。今回から日本市場に投入された230コンプレッサとは基本的には180、200と同じ。4気筒1.8のエンジンに一番低い圧縮比と高目の加給圧を組み合わせたもので、そのパワーとトルクとV6・ 2.6の240を大きく凌いでいる。メルセデスの常で値段は決して安くはないが、V6・240よりかはずっとお買い得であり、何よりも程好いスポーティさが大いに期待出来るからだ。

メルセデスベンツC55AMG

ドイツのメーカー御三家が良識ある小排気量エンジンと素晴らしく効率の良いディーゼルとによって自動車の未来を守り抜こうとしているのはご存知の通り。しかし一方でそうした努力とは矛盾するようなパワーゲームに興じているのも又事実なのである。このエンジン55の名前通り5.5リッターのV8。さすがにスーパーチャージは使っていない方のV8だが、それでもEクラスやSクラスの500より遥かに強力なものである。当然価格もべら棒に高く、E500アヴァンギャルドを50万円以上も上回っているのだが、こんなに凄い車が街に溢れてしまったら一体どうしたことになるのやら。

トヨタクラウンマジェスタ

さて、今度は飛ぶ鳥を落とす勢いのトヨタから話題作新型マジェスタ。新型クラウンの売れ行きは正に圧倒的。セルシオだって何処にそれ程の売れ行きがあるのか不思議なくらいである。それ程強いトヨタが来年度から新たにレクサスのブランドを日本国内でも展開させることを明らかにした。セルシオはレクサスと呼ばれることになるのだ。そこでセンチュリーは別としてトヨタブランドのトップに位置付ける為の車としてこのマジェスタが選ばれたのである。この新型マジェスタ、クラウンを基本にしつつもクラウンとは全く異なるボディーにセルシオ譲りのV8エンジンとも豪華な装備を与えたものである。これは既にクラウンよりセルシオに近い車なのであろうか。