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ストーリー

8/24(火)・8/29(日)の放送
MEMOIR <Good Wood Part2>

いよいよタイムアタック!

世にも貴重なコンペティション・マシーンたちが一堂に会し、それを名ドライバーたちが本気で操る世紀末的大イベント、グッドウッドの「FESTIVAL OF SPEED」。いよいよタイムアタックの開始である。クラス14は、60年代から80年代にかけてF1、155勝をあげたV8エンジンの名作、フォードコスワースBFVに対抗したライバルたち。このマートラは72年にクリス・エイモンがアルゼンチンで勝った時のもの。V12のサウンドは今なお、感動的である。66年のF1チャンピオン、ジャック・ブラバムが自らドライブする、レプコ・ブラバム。サーの称号を持つジャック・ブラバムは、この車でフランスとカナダに勝利している。初期型のフェラーリ312をドライブするのは、67年当時、孤軍奮闘を強いられたクリス・エイモン自身である。

スポーツ・プロトタイプからカンナムシリーズ

クラス15。60年代後半のルマンをはじめとするスポーツ・プロトタイプのチャンピオンシップで、メイクスタイトルを争った車たちである。クラス16は、 66年から74年まで行なわれた懐かしいカンナムシリーズのモンスターたち。このローラT40マーク・は、66年、ジョン・サーティースがタイトルを獲得したそのもの。シボレーV8は5.1リッター。

アメリカのレーシングカー

クラス12はまたの名をベスト・アメリカン。シャパレル2はジム・ホールとハップ・シャークが作り上げたミドエンジンのプロトタイプ。FRPのモノコクシャーシーにシボレーの試作アルミエンジンを搭載。カンナムがはじまる前の65年まで、アメリカのロードレースで勝ちまくったのだという。そして、クラス 17は、主にアメリカのレーシングサルーンたち。ナスカーやトランザムに出場した車たちである。

ビンテージカーも走れば、航空ショーも

「FESTIVAL OF SPEED」はタイムアタックがメインのイベントではない。ビンテージカーも走れば、航空ショーもあり、そして、ソーラーカーのデモンストレーションとメニューは極めて豊富。到底全ては見て歩けない。