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ストーリー

7/27(火)・8/1(日)の放送
ボルボS40、V50、アルファロメオGT

156/147シリーズに用意されたトップモデルGTA

近年のアルファロメオがこうして元気でいられるのはひとえにアルファ156というヒット作のお陰だろう。今年でもう8年目になる156の人気が本物だったからスポーツワゴンや147、あるいはそれぞれに用意されるGTAというトップモデルまでが生まれることになったのだ。クーペボディのGTは、ファストバックの滑らかなルーフにテールゲートを組み合わせたこの形。アルファとは昔から関係の深いカロッェリア、ベルトーネに託されたものだ。あくまでも元は 156でありながら、高級なクーペの雰囲気もしっかりと打ち出されている。

いかにもアルファらしいクーペが誕生

アルファきっての高級なクーペに3.2の新しいV6エンジンと6段マニュアルを与えたトップモデルのGTAよりは30万円程安いのだが、147GTAのセルスピードより80万円高価なほか、あのGTA3.2と比べても尚50万円も高いのである。そうした見方をする限りは、確かに高価なのだが、この車だけに感じられるクーペ本来の魅力をひとつひとつ噛み締めてゆくうちに値段のことは忘れてしまいそうでもある。こういうアルファが欲しかったんだというアルファ党は決して少なくないはずである。

新型ボルボ

未来の新しいボルボ。手頃なサイズのS40とそのワゴンV60の登場である。まずセダンのS40から。先代の一番小さなボルボS40は余りぱっとしなかったが、今度の2台目はボルボとしてもかなり頑張って作り上げた車のようだ。まずはこのスタイリング。小さくてもファミリーで一番彫りの深い顔付きもさることながら横から眺めても後ろから見てもやはりかつてのボルボとは別物、軽快なイメージなのである。

ワゴンボディーのV50、S40

セダンの軽快なイメージを残す為にボディーは5cmか長くなっていないが、これも近頃流行りに従ったもの。というよりも初代のボルボ850が先鞭を付けた手法なのである。室内デザインの雰囲気もセダンのS40そのまま。強いて言うならギアシートはこちらが少しだけ高めだが、ワゴンボディーのお陰でヘッドルーンには更に余裕がある。セダンより20キロしか重くないこのワゴン。エンジンはセダンと共通だから走りっぷりにも期待が持てる。