世界で最も美しい書店

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放送内容

崇高な歴史と伝統の美を追求する“本の神殿”「セレクシス ドミニカネン」

オランダ・マーストリヒトにある、13世紀に建造された元ドミニコ派教会。
18世紀末、オランダを占領したフランス革命軍によって厩舎(きゅうしゃ)として使われ、その後、消防署、コンサートホール、ボクシング会場、自転車のガレージ…と姿を変え、
2000年、オランダの大手書店セレクシスの手で本屋に生まれ変わった。

セレクシス ドミニカネンの見どころは、教会内部の大きな空間をいかすための「上れる本棚」。
3フロア分の高さがあるこの本棚は、壁に穴をあけることなく設置されており、歴史的建造物の保存にも配慮している。

この本棚を作ったことで、天井のフレスコ画を間近で見られるようになり、改築の際に清掃・修復した。

世界中から“巡礼者”が訪れるセレクシス ドミニカネンは、長年の流浪の末に、本来の姿である“人々が集まる場所”に戻ったのだ。
700年もの歴史を誇り、悲喜交々を目の当たりにしてきた元・教会が持つ美しさは、唯一無二の街の誇りだ。

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